おはぎとぼたもち

先日の秋分の日に、
ダイエーでおはぎを見つけ、
迷いもなく買い物かごに入れたのは間違いなく、この私。

洋菓子より和菓子が好きな私には、
さいころからお彼岸は楽しみな時期でもあった。

と言うのも、父の実家に行くと
美味しい手作りのおはぎが食せるのである。
さいころは、年に2度、
おはぎを食せる時期と覚えていたものである。

手作りのおはぎは、粒餡であるため、
「おはぎ」と言うよりも、
ボテッとした感じから「牡丹餅」の方が相応しい。


そもそも、「おはぎ」と「牡丹餅」は同じもので、
季節で呼び名が変わる。

地方によっては、区別があるようであるが、
牡丹が咲く季節である春分の彼岸に「牡丹餅」
萩の花が咲く季節である秋分の彼岸に「おはぎ」
となる。


こんなことを思い出した今、
とても悔いていることがある。

美味しい手作りの牡丹餅を食せなかったことである。

彼岸の時期に帰省するなど、
社会人になってから皆無であり
当然、牡丹餅から遠ざかっていたのであるが、
今回、わざわざ休みを取り帰省したにも関わらず…
なのにである。

父も気を利かして、
もらってきてくれればよかったのにと
恨めしく思う今日この頃である。







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